- 鍼灸治療後に吐き気や頭痛がでた
- 鍼灸をした後に症状が重くなった
- 鍼治療後にだるさが出る
- 担当者には好転反応って言われたけど…
このようなお悩みを持つ方も多いのではないでしょうか?
実際当院でも、鍼灸治療をした後に上記の症状が出る方もいらっしゃいます。
でも大丈夫です!
ちゃんと状態を理解し対処をしていけば問題ありませんので。
今回は鍼灸治療後に起こる不調の原因と対策をお伝えしますので参考にされてください。
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鍼灸をした後に不調がおこる理由
鍼灸をした後に不調がおこる理由は下記の3つです。
- 好転反応
- オーバードーぜ
- その他の外的要因
順番に解説していきます。
好転反応
好転反応とは体が回復する過程で起こる症状のことです。
例えば、筋肉が硬い状態から弛んだり、血流が一気に改善される、冷えていた部分がポカポカ温かくなるなど。
体にとっては自然な反応ですが、来院時の症状が重ければ重いほど体の状態にGAPが生じるので好転反応は出やすい傾向にあります。
オーバードーゼ
オーバードーゼとは刺激過多により起こる症状のことです。
例えば、60分のマッサージをした後、揉み返しになった経験はありませんか?
あれは刺激過多により筋細胞が壊れてしまった証拠です。
刺激というのは多く加えたり長くすればいいかというとそうではありません。
1回の施術で加えていい刺激は受けての年齢や体格、体の状態で異なります。
その他の外的要因
外的要因とは以下のようなことを指します。
- 気圧が大きく変化した
- 満月や新月と重なった
- 寒暖差が激しい
- 季節の変わり目
- 月経前後
- 強いストレス
月経に関しては女性に限ったことで内的要因となりますが、仕方なくおこるホルモンの変化です。
このように自然界の変化、ストレス、ホルモン変化が施術日に重なる→血管や自律神経に影響が出る→症状が出てしまう。といった流れになります。
これはあなたの体が悪いのではなく、外部環境が不調の引き金になっているだけです。
鍼灸後の副作用が出るのは初回がほとんど
ここまで鍼灸治療後に不調が起こる原因をお伝えしてきましたが、全てに共通して言えることがあります。
それは鍼灸の副作用が出る方は初回時が1番多いということ。
当院の症例(データ)を参考にすると、初回時にだるさや頭痛がでた方は全体の60%くらいとなります。
しかし、初回時に症状が出た方も2回目以降は全く出ないというケースがほとんどです。
やはり、初めての時はどんな刺激かわからないので体も緊張しますよね。
また、初回時は症状が重い状態で来院され方が多いので好転反応なども出やすい傾向にあります。
もしこの記事を見ているあなたが、初回後の症状で悩まれているのであれば問題なく起こっている反応なので安心してください。
鍼灸をした日に控えてほしいこと
ただ、鍼灸治療後に症状を出さないために控えてほしいことがあります。
下記のとおりです。
- 激しい運動
- アルコールの摂取
- お風呂に長時間浸かる
- 夜更かし
- 体を冷やす
- 目を酷使する
上記のことを施術した日になるべく避けていただければ症状が出てくることはほとんどありません。
全てでなくてもいいので気をつけるようにしてください。
鍼灸師が悪い例
大事なことなのでお伝えすると、鍼灸師が患者さんの状態を把握できておらず刺激過多になっているケースがあります。
これは鍼灸師に限ったことではありませんが、良い治療家というのは症状の原因を突き止め短時間で的確な施術ができる人です。
「長くやれば効果が出る」
「強刺激のほうが効いてる気がする」
これは大きな間違いです。
長くやっていいのはリラクゼーションだけであり、治療に限ってはそうではありません。
刺激に敏感な人や体力が落ちている方は、かえって身体を壊すことにつながるので、体質や状態を把握してくれる鍼灸院(鍼灸師)と出会うことが何より大切となります。
とはいえ、「何を重視して鍼灸院(鍼灸師)を探せばいいの?」という方もいると思うので、最後に良い鍼灸院(鍼灸師)の選び方をお伝えして終わりますね。
良い鍼灸院と鍼灸師の見分け方
当院が考える良い鍼灸院(鍼灸師)の見分け方についてお伝えします。
- 施術時間が長すぎない
- 問診や検査に時間をかけてくれる
- 脈やお腹、舌の状態を見る
- 状態をしっかり説明してくれる
- 回数券や物販を売りつけてこない
- 鍼数が少なく刺激が優しい
- 施術メニューがシンプル
- 電話対応がいい
そもそもなのですが、本気で患者さんを良くしたいと思う治療家は親身に寄り添ってくれます。
もしあなたが少しでも不安に思うことや疑問点があれば電話などで担当鍼灸師に相談してみてください。
良い鍼灸院(鍼灸師)であれば、必ず親身に相談にのってくれますので!