簡単解消!低気圧不調の原因と対策

天気が悪い日は朝起きると体が異様に重い・頭が痛いという経験はありませんか?もしかしたらそれは低気圧の影響かもしれません。

近年では天気痛気象病と言った言葉も浸透し多くの方がお悩みでいらっしゃるのはお分かりいただけると思います。

低気圧の日は一日中何もしたくなかったり「低気圧」というワードを天気予報で見るだけでも憂鬱な気分になってしまうというほど、身体へ大きな影響が出てしまう方もいらっしゃいます。

しかしこれだけ浸透してきていても、実は気圧の変化がどのように我々の体に影響を及ぼしているか理解している方はあまりいません。

今回は気圧の変化により体で何が起きているのかと、症状が出た際の対処法をお伝えしていきます。

低気圧で不調、ポイントは耳と自律神経

まず気圧の変化が生じた時に私たちは内耳と言う三半規管で感知し、その情報を脳に伝えていきます。そして脳に伝わった情報を元に、次は自律神経を介して我々の内臓や血管などに指令が出され「血管を広げる/収縮させる」という作用が起こります。

このようなメカニズムから気圧の変化が生じた時に不調になってしまう方の重要なポイントは耳なのです。 

  • 内耳がきちんと働いているか

・自律神経がうまく働いているのか

不調がでた際はこの2つにアプローチしていくことが大切です。

 

低気圧不調への対処法3選

ここからは低気圧による不調が出た際にどのようにして内耳の働きや機能を正常にしていくか、どうすれば自律神経の働きを整えていけるかを紹介していきます。

とにかく即効性!耳マッサージ

まずは内耳の働きを正常にすることが大切です。

特にだるさや頭痛が出た時はすぐにでも解消したいはず。不調が出た時だけでなく日頃から行い内耳の動きを正常にしていきましょう。

やり方はとても簡単で、耳たぶを引っぱる・ぐるぐる回す・さすってみるだけ!

これを行うと内耳周りのリンパ液や血流を良くし、耳のセンサーの働きが正常になり気圧の変化にすぐに対応できるようになります。

この後に紹介する対処法を行っても一番重要な内耳の働きを正常にしてあげないと、気圧変化が生じたことに鈍くなることで不調を引き起こしてしまうので耳のケアがとても大切です。

余裕がある方は胸鎖乳突筋のマッサージも併せて行うとさらに有効です。首の横にあるこの筋肉の緊張を緩めることで内耳の働きをよくすることにつながっていきます。

耳たぶの後ろにボコッとした骨があり、その少し下のつまめる筋肉が胸鎖乳突筋です。親指とこの人差し指でつまみ、少しずつ下に移動しながら筋肉を軽くマッサージしてあげると首回りも緩んでリンパや血液の流れが良くなります。

気圧変化を感じた時はまず耳と胸鎖乳突筋のマッサージを試してみてください。

 

ジャンクフードを避ける

天気痛の改善に食事というのは意外かもしれませんが、気圧の変化を感じた時に血液やリンパ液などの体液のめぐりが悪い状態は不調を引き起こしてしまう原因となるため、流れが良い状態にしておくことが重要です。

ジャンクフードに代表される油っぽいものや味の濃いもの、お菓子などの甘いものは気圧変化を感じた時は特に避けておきましょう。

健康のためにも日頃から気を付けておきたいですね!

 

アプリで簡単!気圧変化を把握しておく

慢性的な気圧による不調がある方でも意外と気圧がいつ下がるのかまで把握できている人は少ないです。

自律神経は交感神経と副交感神経に分けられ、人の体はこの両者のバランスを保ちながら健康を維持しており、気圧が下がると副交感神経が優位になります。そうすると体がリラックスモード(緩んだ状態)になってしまい体が重たくだるい状態になってしまうのです。

一方で気圧が上昇していく時は交感神経が優位(興奮状態)になり心拍数が上昇したりイライラする、寝つきが悪くなってしまいます。

特に気圧が下がったあと上昇する際には、副交感神経優位な状態から交感神経優位になることでうまく自律神経の切り替えができず不調が表れやすいため、あらかじめ気圧変化のタイミングを把握し「無理をしないこと」を心がけるようにしましょう。

今はスマートフォンのアプリでも簡単に気圧変化を把握できるようになりました。

頭痛ーる

App Storeでダウンロード

Google Playでダウンロード

1日のうちいつ頃気圧変化が起きるのかということも確認できるだけでなく、通知設定をしておくと気圧変化がある時にお知らせしてくれてとても便利です。

気圧変化に早く気づけるだけでも対策ができるので、不調がでそうな時は無理をせずゆったりと過ごすようにしてください。

 

気圧不調が出る方は頑張り屋さん

ここまで不調が出た際にどのようにして内耳の働きや機能を正常にしていくか、どうすれば自律神経の働きを整えていけるかをお伝えしてきました。

気圧変化による不調が出る方は頑張り屋さんなかたに多いです。仕事・子育てなど日頃よりストレスがかかり、自律神経が乱れて体の機能が正常に働かなくなることで気圧などの外的変化に弱くなってしまっている可能性があります。こんな時ばかりは頑張らずに「気楽に過ごすこと」に意識を向けてみてください。

日々の小さなストレスを溜めてしまい、気づいた時には「不調」として体に表れるので、違和感を感じるようになったら食事・睡眠がきちんと取れているかどうか、運動などでストレスを発散できているかを振り返ることも大切です。

 

東洋医学では、頭痛やだるさなどの自覚している不調だけでなく血流のめぐりなど身体全身をみた上で不調改善に導きます。ご自身ではわからない体のSOSを見つけられる機会になるかもしれませんのでぜひ一度鍼治療も検討してみてください。

押上駅から徒歩4分・クボ鍼灸院 

上部へスクロール